今日は契約書の整備が昼過ぎに一段落して、のんびりしていたら小学校の同窓生から電話で会おうではないかということで、チャリに乗って上石神井駅方面まで出かけてきました。帰ったからはいろいろと考え事をしていました。今日は一番考えたのはビートルズのトリビュートバンドのことです。
ブログは便利で、今日本で活動しているバンドのことや、メンバーのブログなどが充実しているので、彼らの考えは結構理解しているつもりです。特に今日は20代のメンバー中心にいろいろと考えを巡らせました。馬淵君というジョン役のスーパースターがいます。シルバービーツのメンバーで、僕の日記にも演奏風景を掲載させていただきました。かれが所属するバンドが活動を中止して、彼がメンバーを離れました。彼のブログを見ていると、トリビュートの苦しさも楽しさもよく理解できます。
バンドが演奏するのはせいぜい個人になってからの楽曲も含めて250-300曲です。ファンのリクエストがあるとしても、毎日4ステージで1回に10曲としても40曲です。毎日歌うのです。たまに聞くファンや僕らは楽しいでしょうが、歌うほうは毎日です。それでもサラリーマン並みに給与保証があるメンバーは日本国内でわずかです。
年功序列もあるだろうから、人気があっても一気に収入が増えることはないだろう。加えて老舗ライブハウスの関係者たちの意見もあるだろう。自分たちは箱モノだけしか用意できないから、人気は演奏者任せという歯がゆさと同時に育ててやったとの意見も理解できます。
そこで生まれるギャップは、ビートルズの楽曲を正確にコピーして次代につなげるという高邁な目標が、現実の前に崩れ去るリスクを生むことがあり、長年バンドをみてきたファンとしては正直悩むのであります。演奏する側と聞く側にもギャップがあります。夢も楽しみも生活保障があってこそです。聞く側には仕事もあり、楽しみに来ているのですからわがままになります。演奏するほうがさまざまな確執を抱えていると、あんなに狭いステージとライブハウスですから、ファンにはすぐに伝わるのです。悲しそうな気持で演奏していればすぐに伝わります。楽しく演奏していればそれも伝わります。
ファンは勝手でわがままです。が、ファンがいないと成り立ちません。そこで迎合もあり、不満もあり、我慢もあり、人間の葛藤があります。キャッシャーの前にいるオーナーと楽屋にこもっているメンバーとドリンク片手に座っているファンはみんな思いが違うのです。それぞれに言い分があります。芸能界の縮図のようでもあります。
僕はファンとして演奏家を見て接して、ほんの少しですが経営者の方とも話す機会があります。僕は僕が見たいバンド構成がありますが、それを知人や仲良くしているメンバーに伝えたことはありません。メンバーは年齢も違い、育った環境も違い、序列が明白な世界ですから、ファンの夢が叶うはずがありません。
若いメンバーはそれぞれが悩んで、また近い将来素晴らしい姿でステージに上がってくれるでしょう。僕は完成されたうまい演奏を聴くのはそれほど興味はありません。演奏している人はうまいバンドで演奏するほうが快適かもしれませんが、聴くファンにとってはテクニックばかりでなく、荒削りなままに一躍スターになった、当時のビートルズの姿を重ねるのです。下手をまねるのではなく、上手になる過程を楽しみたいのです。
結果、20代のメンバーが集まり、固定されたメンバーで活動続けるというのが今のファンとしての僕の期待です。大御所がいるバンドの演奏は気持ちいいですが、若いメンバーは彼らとコラボするよりも、若手でやるほうが良いと思います。そういう彼らにもっとライブハウスはフリーに演奏機会を与えてほしいと思います。聞く人を大事にしてほしいと思います。それが経営者へのお願いです。
さて今夜は誰の演奏を聴こうなと考えると、今の僕の中で聴いてみたいメンバーは;ASUNAROの3人(手島さん、藤田さん、丸山さん)にパロッツの杉野さん(トーマスさん)にドラムで加わっていただくことができれば、それが今の自分の中のベストです。無理かな。。。でもこれからも彼らを応援したいと思います。そして馬淵君がどんな運命をたどるのかは、とても興味があります。飛躍してほしいと思います。
20:22| コメント (0)
| トラックバック (0)