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2007年12月24日

つぶしがきくか、

友人でアートソムリエの山本勝彦さんと話すときに最近は大学卒業資格を話題にすることが増えました。このブログで前に書いた博士課程の修了者に就職先が少ないという問題が提起されて、本も出版されて、現実にフリーターをしている学生にはそれなりの問題もあるのだろうが、それ以前の問題としても会社の採用枠というのは本当に狭いのが現実である。

そして美大卒業者の行く手はどうなっているかということを話すると、これは博士と全く同じ問題を提起しているのであります。よく法学部や経営学部はつぶしが利く学部であると揶揄されますが、実際就職活動を見ていると芸術関連や超専門職的学部に比べると格段有利ではあります。まあ有利といっても行きたいところがないからとりあえず入学し、行きたい会社もわからないからとりあえず就職すると言う程度の意識の学生が多いのも事実であります。

実際に周りを見渡しても思い通りの職業についている学生はあまりいません。たまたま良く知っているO君は美大卒業後米国に留学して、帰国後有名広告代理店に入ったのだが、こういう例は稀の中の稀であろうと思います。学芸員という職業もありますが、それは何だ?ということで調べました。

すると文科省では、「学芸員は、博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究その他これと関連する事業を行う「博物館法」に定められた、博物館におかれる専門的職員です。学芸員補は学芸員の職務を補助する役割を担います。学芸員になるための資格は大学・短大で単位を履修することや文部科学省で行う資格認定試験に合格すれば得ることができます。なお、学芸員や学芸員補として活躍するには、博物館(登録博物館)で任用される必要があります。」と書かれています。

現実に採用募集の人数は少なく、多くの学生が問題に直面しているのが現状のようです。早くに自分の興味の対象が絞られるとこういう問題があるということです。将来自分がやりたいことを知っても、それを手に入れることが難しいというのは辛いことです。芸術をもっと身近にという運動と、美大卒業者にもっと専門職をという運動を盛り上げる必要性が検証されなくてはいけません。

山本さんたちはこういう意識にたって今改革を進めています。僕も何とか少しでも力になりたいと考えています。


2007年12月24日 00:46

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