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2007年08月22日

伊勢丹と三越統合

今日の新聞、又ここ数週間の新聞でも伊勢丹と三越の統合について報道されたが、今日の日経ネットには、「経営統合で大筋合意していた三越と伊勢丹は23日、それぞれ臨時取締役会を開き、統合を正式決定する。来年4月1日付で新設する持ち株会社の傘下に両社が入る形で統合する。株式の統合比率は伊勢丹1に対して三越0.34とすることで合意した。両社の売上高の合計は1兆5800億円と、国内最大の百貨店グループが誕生する。」と報道された。

僕はいったい何の目的・目標があって統合するのかまったくわからない。儲かる企業が規模ではないことはこの20年で誰でもわかったことだ。規模の論理でないとするとなんなんだろうか。どちらも独自性を出してそれぞれ利益を出していて、これでは株価・発行済み株式数などの計算があるが、社員意識としては対等統合であろう。それが問題である。

大企業の統合は一方が他方を救済するという形で、明白に上下の序列がないとうまくいかないというのが僕の持論です。上限があり、「お願いします」「わかった、救済してやる」という意識でスタートすると、次第にコラボレーションが出来上がってゆく。視線が同じでないほうが良いのだ。上が面倒をみて下が感謝する、という日本独特の伝統における「感謝」と「男気」があるから、上手く行くと信じている。

今回の統合で考えさせられるのは以前の伊勢丹と阪急の統合失敗の事実である。取材を通じて得た確信であるが、伊勢丹も過去には阪急百貨店との業務提携を行なったが、全く成果を あげることが出来なかった。当時マスコミよりは、東と西のファッションの雄同士のベストな提携、と持ち上げたが、実際は、担当者同士の意地と メンツの張り合い、等により、ほぼ立ち消え状態となった経緯がある。それは社員が一番知っているはずである。

本当に経営面の相乗効果が出せるのか、またプライドの高いそれぞれの社員・社風が上手く融合できるのか、という点がひとつのポイントになるような気がします。

せっかく伊勢丹は独自色を出して、ブランディングに成功しているのにだ。心配である。大丈夫だろうか。国内最大規模だからといって人が出向くわけではない。伊勢丹だから出向くのだ。と僕は思います。

2007年08月22日 12:55

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