2006年09月22日
知財大学院開設記念パーティー
今日は僕が勤務している国士舘大学の知財大学院開設記念パーティーが開催されました。そもそも僕がお世話になることになった12年前、国士舘大学は法律学科だけの法学部でした。その後僕が強力にお願いして新設学科「現代ビジネス法学科」が大学、学部の協力で完成、今年は6年目に入りました。
当初は無名でしたが、今年の受験者が法律学科と肩を並べるまでになり、自分としては肩の荷が下りた気分です。そして今年この現代ビジネス法学科の上に作られる大学院が「総合知的財産法学研究科」です。これで両輪がそろいました。
法科大学院(ロースクール)の創設には大反対しました。国士舘は法曹養成の大学ではありません。78校できましたが、皆さんご存知のように数年内に4分の1は廃業するでしょう。作るのは文部科学省所管、司法試験合格者数は法務省所管。アメリカ型のロースクールを作る以上は一定点に到達したら全員合格が原則です。しかし、日本は出口を既存のまま、合格者数は増加はさせるが、70%も合格者を出せる体制ではない。
昨日最初の司法試験の合格発表があり、48%合格と出たが、来年以降再受験2回までという規制の中、一気に合格率は下がる。中央、東大、早慶などがどかんと合格者を出すと、学部偏差値50台の大学のLSはどうなるか?昨日の新聞によると駒澤大学は18人中1名の合格である。(5.5%) 実はこの6%という数字は僕が試算した中位以下の私立大LSの4年後の合格率である。
数年経緯を見極める必要があるが、今日の講演会でもLSの学者の脱出が始まっているという報告があった。合格者を輩出してきたのは予備校で大学教授ではない。それを勘違いして司法試験対策ができると豪語した教員が、数字を目の当たりにして逃げ出す姿は詐欺である。我が大学にもまだLSを将来作るという意見をいう能天気な教授がいるが、その人には合格させる力はない。黙っていてほしい。
我が国士舘大学の法学部の役割は、法律知識を持ったビジネスマン・ウーマン、賢い主婦を送り出すことである。弁護士を目指す大学ではない。これが僕の12年のLSに対する自信ある意見である。
2006年09月22日 23:18
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コメント一覧
はじめまして。
去年・今年と先生の授業を受けさせてもらっていました。今年は途中から事務には内緒で(笑)アメリカに留学してしまっているので先生の授業が聞けずにとても残念に思っていました。
知り合いから、今年いっぱいで先生がやめられると聞いたのでメールしました。
興味深い話や、楽しい授業だったので残念です。
ありがとうございました。
投稿者: Anonymous | 2006年11月08日 08:44