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2006年06月24日

奈良で発生した痛ましい事件

奈良県田原本町で医師(47)宅が全焼し母子3人が死亡した事件でこの男子生徒が通う学校の関係者に会ってきた。

すでに一部報道もされている奈良の有名な東大進学校であるT校の教育方針はいろいろと賛否両論あるものの、明快な軸があることは確かであるようだ。こういった学校の特徴として、学校が欲している生徒像、つまりほとんど塾にも行かず家で勉強しなくとも楽に東大クラスに入学できる学生を集めることで、学園評価を高めるというのは、それ自体悪いことではない。実際そういった優秀な一群はいる。

一方で無理して入学してからいっぱいいっぱいの子達に対しては当然に学校側も期待はずれを露骨に表す(のではないかと僕の推測)

そこに微妙な空気が流れることになる。そこの卒業生にも聞いたが、相当厳しいようであるし、そうしなければ国内有数の地位は維持できない。

今回の事件にたいする答えは一言では表せないし、回答もない。「家庭教育の問題」「進学校の教育問題」「個々の性格の問題」などがこれから出てくるだろうが、それらはいずれも推測であり、今回の事件の再発に対する明快な答えにはなりえない。すべての要素が絡み合って発生した稀有な事件である。したがって一般論で特定の団体や個人を批判することはすべきではないと思う。

では事件からの教訓はいかに役立てるべきか?僕の答えは、「親の理念だけで子供の将来を押し付けてはいけない」ということと、「明快なIQがない限り、東大を第一に目指す進学校に子供をいれてはいけない」という2点である。

先般の同窓会でも、自分の母校に子供を入れたいといったことを言う女性がいたが、馬鹿な意見である。親の時代と今とでは全く状況が異なっていることと、子供の教育は子供自身の意欲が示されたときにそのサインを見逃さず(常に会話を通じて聞く立場を大事にして)、そっと背中を押してあげることだと思う。

優しく背中を押す行為に愛情がこもっていれば、それで十分だと思う。これは社会人になっても友人の、あるいは後輩の相談にのるときにも同じであろうと思う。決して決め付けて恫喝してはいけないのである。今回の事件、ここまでの状況ではただ一人加害者の父親の教育方針に対して僕は怒りを覚える。

2006年06月24日 17:03

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