2006年04月12日
早い技術、出遅れ法制
技術の進歩と陣取り合戦の早さに法律や契約が後追いかけるIT業界
IT、特に通信業界の将来像を見据えた技術の先行特許化の動きが早い。欧米の企業でこの分野においては現在主導的な地位にある企業も来年まだそこに入れるかどうかは不明である。そういった技術を日本企業が導入する際には戦敗国的屈辱を味わいながらの交渉になる。
そんな折、知人の社長に「オーバーナイトヒーローになれないか?」と質問してみた。いくつか技術は特許化しているが、化けるかどうかは疑問。しかし化けたら一気に世界のトップ企業になりうる。そんな世界で僕たち法律家の対応は残念ながら遅い。スピードが求められても、それに追随していく制度ができあがっていない。したがって伝統的なロジックを用いるのだが、力不足を痛感する。
大学の技術系、企業の技術部隊とコラボレーションして、最高のサポート体制をどうやって築いていくか、毎日腐心している。知識ばかりでなく、最高の技術を持ってそれをどうやって武器にしていくか?中村修二さんが弁護士だったらどうするだろうか?そんな自問を繰り返す日々である。
技術屋弁護士が増える余地は今後増える。理工卒-弁理士-弁護士というルートが最強になる日が近いように感じている。代書屋でない戦略弁護士・教授にならなくてはいけないのだ。やはり現場である。NKK時代の福山製鉄所で見たもの、あのときの気概を忘れてはいけないと思う。
2006年04月12日 15:31
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