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2006年03月07日

春は入学シーズン 学生気質も変わり

一昔前に比べて大学は本当に高校化しているなあと感じます。中には中学化のようなころも。

確かに学歴の変化、大学進学率の頭打ち(約50%)、少子化の加速、といった大学全入時代を肌で感じています。知識の低下はやむを得ないとしても(カリキュラムの変化による悪影響だと思うですが)、モチベーションの低さに驚くことが頻繁にあります。上位大学ではそれ程変化がないのかもしれないけれど偏差値50台となるとなかなか意識の高い子ばかりではなく、苦労します。

専門教育は大学院、という傾向は顕著なのは良いのですが、法学部はその点中途半端になりやすいのです。法学そのものが専門性が高いので、教養としての法学をいかにして教えるかが法学部教員の役割になりつつあります。簡単に教えるだけなら何とかなるのですが、記憶に残る教育に苦労することが多いです。

事件を示して身近に感じてもらうように、新聞記事などを解説するところから始めますが、新聞を読む学生が少ない。意識が低いと知識も問題意識も芽生えません。そこを教育者としていかに克服するか、これが最大のテーマです。加えて両親の離婚、経済的支援欠如が加わるケースが多い。本人を叱咤激励しても、原因が育った環境に根ざすことも多く、話をしながら溜息つくともしばしばです。

教育問題は国家の基幹に関わる問題です。10年でシステムが大きく変化した、ということは10年真剣に軌道修正したら何とかなるのでないかと楽観的な気分にもなります。とにかく、土曜日は教育にあててカリキュラムからゆとりをはずすこと、競争意識をもっと植えること。この2点は必須だなあ、と思います。そして何よりも勉強以外での才能の発掘と奨励を同時にシステム化することが重要です。子供に自分らしさなんて考えさせることは犯罪です。自分らしさの深化のためにはもっと厳しい教育システムに入り込まなくては開花しないという設定でないと、すべてが自分らしさのためにという理由で怠け者化してしまします。子供の意識なんてその程度です。

もっと厳しく接してよいと思います。僕の学部ゼミ生でも半数以上が甘い考えで、疲れることが頻繁にあります。1年アメリカ留学してTOEIC500点がやっと。論文書かせると中学生並み。誤字脱字。こんな学生がどんどん入ってくるのです。就職もしない。勉強もしない。図書館で議論もしない。18-22歳まで預かる立場としては中学生時代までさかのぼって渇を入れたい気分です。
愚痴っぽくなってすいません。

2006年03月07日 00:08

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