2006年03月02日
I君、頑張ってください!
昨年の春に大学の僕の研究室に一通の手紙が届きました。それがI君からの初めての手紙でした。
I君は大手の保険会社のシンクタンクに勤務する若手のばりばりのエリートです。彼はキャリアアップのために大学院に入学希望をしました。そのときにいろいろと悩んで僕の本を手に取り、僕に手紙をくれました。いや、このときに初めて手にしたのでなく、大学時代から読んでいてくれたそうです。その本のせいで、というかおかげでというか、彼は大学の近くに下宿しながら図書館を利用し、アカデミズムの香りをかぎ続けて社会人生活をスタートさせました。立派な社宅が遠くにではあるけれどあるのにそれを断って、神楽坂に住んでいるのです。
僕がそんなことを書いたかのかな?と思いましたが、やはり書いてます。社会人になってからも勉強を続けることの大事さをいろいろな本で訴えています。そして面談を求めた彼に僕は即刻連絡をとり、事務所で会いました。大学院選択のしかた、目的設定の方法、会社との身分に絡む交渉の仕方、などをアドバイスしました。それから9ヶ月、彼はついに次のステップに進むことになりました。
今では家にも遊びに来てくれて、僕の教える院生たちとも交流を図っています。本は僕が寝ている間にも日本中を駆け巡り、新しい出会いを引き寄せてくれます。活字の活字たる所以です。こうした出会いをこれまでにも数多くいただきました。出会う確立からいうと、数億分の1、かな。それでも僕は会うべくして出会ったと思っています。彼ら応援するのが僕の与えられた使命のひとつであると、最近ははっきり認識して、行動に移して、確認をしています。
I君へ!大学院の勉強は数年後には何倍にもなってかえって来ます。とにかく、書いて書いて、歩いてフィールドワークを精一杯大事にして突き進んでください。できるならば会社の仕事をしながら、週末を最大限利用して、時間をやりくりして2足のわらじを履いてマスターを取ってください。
会社へ!やる気のある社員の芽を摘んでしまわないように、最大限の配慮をしてあげてください。仕事をしながら大学院に通える環境が今の時代にはあります。
2006年03月02日 00:12
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